日米首脳会談反対! 日米核安保粉砕!

4・27 首相官邸に怒りの拳

  ◆日米首脳会談反対! 日米新軍事同盟の強化反対!
  ◆対中国の戦争計画策定を許さないぞ!
  ◆辺野古新基地建設阻止!
  ◆中距離核ミサイルの日本配備阻止!
  ◆日米の宇宙軍拡反対! サイバー戦能力の強化反対!
  ◆〈安保破棄〉めざしてたたかうぞ!
  ◆米−中・露の核戦力増強競争反対!
  ◆憲法改悪阻止! 改憲案の提出反対!
  
  
 4月27日、全学連は、「日米首脳会談反対! 日米新軍事同盟の強化反対!」を掲げ、首相官邸前闘争に勇躍決起した。
 この日、アメリカ大統領トランプと首相・安倍は、ワシントンで開催された首脳会談において、日米安保協議委員会(2プラス2)の共同発表文書をあらためて確認しつつ、「自由で開かれたインド太平洋」という「共通のビジョン」の実現のために「日米同盟の抑止力・対処力を強化する」とうたいあげた。陸海空のみならず宇宙・サイバー空間・電磁波のずべでの「領域」で日米統合作戦を展開する日米共同の対中戦争遂行体制を構築する指針(2プラス2共同発表文書)を、最高権力者間の合意へと高めたのだ。
 南シナ海・東シナ海・西太平洋への軍事進出と中距離核ミサイルの大量配備、宇宙軍拡を急速におしすすめている中国およびこれと結託するロシアに対抗して、日米新軍事同盟=対中・対露攻守同盟を飛躍的に強化することを全世界に向けて宣言したのが、落日の軍国主義帝国アメリカの大統領トランプとこれへの軍事戦略上の従属を誓う安倍なのだ。
 首脳会談で両権力者は、また、核兵器開発を進める北朝鮮にたいする事実上の経済封鎖の継続、日米貿易交渉の本格的開始を確認した。この場において、トランプは、安倍にたいして、「アメリカ産農産物の関税撤廃」をはじめとする経済諸要求を突きつけ、5月中の貿易協定締結を迫った。これにたいしてトランプの要求するアメリカ製兵器の買い増しを確約したうえ、農畜産物などの関税撤廃交渉についても「アメリカ大統領選までにかたちにする」などと誓約したのがアメリカ「属国」の宰相・安倍なのだ。
 この日米両権力者にたいする怒りに燃えて、全学連は、同日「連合」中央メーデー集会において奮闘するたたかう労働者と連帯しつつ、首相官邸前闘争を断固としてたたかいぬいた。「反安保」を投げ捨てた日共の不破=志位指導部による闘争放棄を弾劾し、首都中枢に「日米首脳会談反対! 日米核安保粉砕!」の鬨の声をとどろかせたのだ。

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