とめろ! 憲法改悪 許すな! 辺野古新基地建設

1・22怒りの学生デモ
 ◆憲法改悪を許すな!
 ◆辺野古新基地建設阻止!
 ◆共謀罪の新設反対!
 ◆すべてのオスプレイを撤去せよ!
 ◆日米グローバル戦争同盟の強化反対!

 ◆米−中の核軍事力増強競争反対!
 ◆安倍政権を打倒するぞ!
 
 
  1月22日、首都圏のたたかう学生たちは、「憲法改悪阻止! 日米安保同盟の強化反対!」「共謀罪新設阻止!」を掲げ、渋谷・原宿を席巻するデモに決起した。直前にアメリカにおいて、「アメリカ・ファースト」を呼号するトランプがアメリカ大統領に就任した。プーチンに急所≠握られロシアとトランプ政権との「IS壊滅戦」における協力の模索。「一つの中国」政策の見直しをちらつかせ核軍事力の大増強を策すトランプ政権と対抗的核軍拡に突進する中国・習近平政権との角逐の激化。このなかで軍事強国への飛躍をかけて、憲法改悪・日米新軍事同盟強化に突進する安倍政権にたいする怒りに燃えて、たたかう学生たちは断固として決起した。

とめろ! 憲法改悪 許すな! 辺野古新基地建設
1・22 怒りの学生デモ
トランプ政権登場で高まる戦争勃発の危機を突き破ろう!

 すべての学生のみなさん! 安倍首相は1月5日、「新しい時代にふさわしい憲法はどんな憲法か」「私たちが形づくっていく年にしていきたい」とぶちあげました。改憲勢力で三分の二議席を手にする安倍政権は、今通常国会中の憲法審査会において、緊急事態条項創設をはじめとする改憲案の策定=国会発議を狙っているのです。
 まさにいま、「アメリカ第一」を掲げ、世界最強の核軍事力をもってアメリカの国益を国家エゴむきだしで貫くことを国家理念たらしめたファシスト・トランプが大統領就任を目前にしています。トランプは台湾総統との電話会談を強行し、南シナ海問題や貿易で中国が自国の利害を一方的に追求するなら、米中の伝統的合意である「一つの中国」政策を破棄するという強硬姿勢を突きつけたのです。これにたいして中国・習近平政権は、空母「遼寧」を初めて西太平洋に進出させたり、台湾を一周する軍事デモンストレーションを強行したりしました。中国の利害を守るために核軍事力で対抗することも辞さないという構えを見せつけたのです。トランプ政権の登場は、米・中など各国権力者が互いに軍事力をバックとして自国の利害を国家エゴむきだしに貫徹する秩序無き時代の幕開きと言わねばなりません。まさにいま第三次世界大戦の導火線に火がつきかねない重大な危機が切迫しているのです。
 このトランプのアメリカに全面的に付きしたがっているのが日米安保の首輪をはめられた安倍政権です。安倍政権はトランプの大統領就任早々に日米首脳会談を行い、この場で「日米同盟の強化」を謳いあげることを企んでいます。国家エゴイズムが相互に激突する世界の中で、台頭する中国に対抗して日本国家もまた一流の軍事強国にのしあがるために、憲法改悪と日米安保同盟の強化を推し進めているのが安倍政権にほかなりません。まさにそのための桎梏とみなした憲法九条を破棄するとともに、「戦争する国」にふさわしい強権的支配体制を築くために「公の秩序」の名による基本的人権の制限や「緊急事態条項」創設をも狙っているのです。
 憲法大改悪を絶対に阻止しよう! トランプ政権と安倍政権にたいして、日米安保同盟の強化反対の声を突きつけよう! 同時に中国の東シナ海・南シナ海での挑発的な軍事行動に反対しよう! いまこそ大戦勃発の危機を突き破ることをめざして、排外主義の嵐に抗してたたかう世界の人民と連帯し、改憲阻止・反戦反安保のたたかいのうねりを巻きおこそう!

辺野古新基地建設阻止! 日米安保同盟の強化に反対しよう!

 トランプとの日米首脳会談を前にして安倍政権は、基地建設に反対する沖縄の労働者・学生に凶暴な弾圧を加えながら、辺野古への米海兵隊新基地建設の工事を強行しています。さらには、米軍当局がオスプレイ墜落事故の原因究明もなく傲然とオスプレイの飛行・空中給油訓練を再開したことを、唯々諾々と追認しました。そればかりではありません。安倍政権はこの夏にも中国による尖閣諸島上陸や台湾侵攻を想定した「統合防衛戦略」を、アメリカ政府との間で進める「日米共同作戦計画」とともに策定しようとしています。これは日米一体での対中国侵略戦争計画にほかなりません。そして自衛隊を米軍とともに戦う軍隊として増強するために過去最高の5兆1200億円もの軍事予算を計上しています。安倍政権は、「米軍駐留費を全額負担せよ、さもなくば米軍撤退だ」と迫るトランプにたいして、カネも兵もさし出し安保の鎖を外さないでください≠ニ懇願しているのです。絶対に許してはなりません! 沖縄でたたかう学生・労働者と連帯して、「辺野古新基地建設阻止!」「オスプレイ撤去!」の声をあげよう! 日本全土の基地の対中国最前線拠点としての強化に反対しよう!

1・22怒りの学生デモに起ちあがろう!

 このときに共産党中央は、改憲・安保強化の一大攻撃にいかに立ちむかうかを示すこともなく、次期衆院選に向けた野党間の駆け引きに明け暮れています。彼らは排外主義を煽るトランプ政権や戦争的危機の深まりについて、「注視する」と繰り返すのみで無対応を決めこんでいます。そればかりか憲法審査会に参加し、改憲論議の土俵に深々とからめとられているではありませんか。いままさに、憲法改悪や辺野古新基地建設に反対する巨大な運動を巻きおこすことなしに、安倍政権の暴走をとめることができるはずがありません。
 私たちはいまこそ、改憲反対・辺野古新基地建設阻止の巨大なたたかいを巻きおこすために起ちあがろう! 「日米グローバル戦争同盟の構築・強化反対」の旗高くたたかおう! 昨年のオスプレイ墜落事故にはっきりと示されたように、日米安保同盟が対中国戦争・「対テロ戦争」遂行のために労働者・民衆に犠牲を強いる反人民的な軍事同盟であることは明らかです。いまこそ〈全基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう! ロシアやアメリカによる「IS壊滅」の名によるムスリム皆殺しのシリア・イラク空爆を弾劾しよう! 高まる大戦勃発の危機、排外主義の嵐を打ち破るために、「米−中の核軍事力増強競争反対」の旗高く、全世界の労働者・学生と連帯して反戦反安保のたたかいを巻きおこそう! 南スーダンPKO派兵反対! 戦争法撤廃! 反対運動つぶしのための「共謀罪」新設反対! 〈反ファシズム統一戦線〉構築のためにたたかう労働者と連帯してたたかおう! 1・22怒りの学生デモにともに起ちあがろう!(1月11日)
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