戦争法撤廃! 辺野古新基地建設阻止!
グローバル戦争同盟構築反対! 安倍政権打倒!

10・18労働者・学生統一行動
 ◆自衛隊の南シナ海・中東派兵阻止!
 ◆グローバル侵略戦争同盟の構築反対!
 ◆ロシアのシリア軍事介入弾劾!
 ◆アメリカのイラク・シリア空爆弾劾!
 ◆米−中・露の核軍事力増強競争反対!
 ◆憲法改悪阻止!
 ◆日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!
 
労働基準法改悪を許すな!
 ◆「反安保」を放棄した日共系立憲主義守れ」運動をのりこえたたかおう!
 ◆安倍ネオ・ファシスト政権打倒!
 
 アメリカ大使館前
首相官邸前
 10月18日、全学連と反戦青年委員会は、「戦争法撤廃! 日米グローバル戦争同盟の構築反対! 安倍政権打倒!」を掲げ、国会・首相官邸に肉迫する戦闘的デモンストレーションに断固として起ちあがった。反戦青年委員会に結集する革命的・戦闘的労働者とスクラム固く、第三次安倍改造内閣がふりおろす反動諸攻撃にたいする反撃の烽火を断固としてぶちあげたのだ。この首都での闘いと同時に、北海道・東海・関西・九州・沖縄においてもいっせいに労働者・学生が闘いの火の手をあげた。

戦争法撤廃! 辺野古新基地建設阻止!
安倍政権を打倒しよう!
10・18労働者・学生統一行動に起ちあがろう!

●日米グローバル侵略戦争同盟の構築反対!
●憲法改悪阻止!
●アメリカのシリア・イラク空爆反対! ロシアのシリア空爆・軍事介入弾劾!


 すべての学生のみなさん! 10月7日に第三次安倍改造内閣を発足させた首相・安倍は、記者会見において「時代が求める憲法の姿について国民的な議論を深めていく」と語り、憲法明文改定の意志をむきだしにしました。またこの日、政府は、辺野古新基地建設にかんする沖縄県の「聴聞」の終了を一方的に通告し、速やかに着工するのは米国との約束だ=i官房長官・菅)などと言い放ちました。さらに安倍政権は、アフリカ・南スーダンPKOを担う自衛隊部隊に、「駆けつけ警護」任務を追加すると決定しました。初めて米軍などの他国軍を防衛するための武力行使をともなうPKO派兵にうってでようというのです。オバマ政権に日米軍事同盟の鎖で締めあげられた安倍政権は、アメリカの「属国」として対中国軍事包囲網の構築や「対テロ戦争」に本格的にのりだしているのです。「一億総活躍」というシンボルで、戦争法制定を強行した安倍政権にたいする労働者・民衆の怒りをそらし、自衛隊の海外派遣や憲法改悪を強行しようというのです。許してはなりません。
 いまこそ、日本共産党系の「反安保」も「反ファシズム」も放棄した「戦争法廃止」運動をのりこえ、戦争法撤廃をかちとるためにたたかおう! 労働者・民衆に戦争と暗黒支配を強制する安倍政権をもはや一刻たりとも延命させてはなりません。安倍政権を打倒しよう! すべての学生は、10月18日、決意も固く国会・首相官邸包囲デモにたちあがろう!


自衛隊の南シナ海での対中国軍事行動反対! 「対テロ戦争」への参戦阻止!

 安倍政権は戦争法施行もまたずに、米・中の一触即発の角逐が深まる南シナ海へ自衛隊を送りこもうとしています。絶対に許してはなりません!
 中国・習近平政権は、軍事パレードにおいて米本土を狙う核ミサイルや空母キラー<~サイルなど、アメリカに対抗しうる核軍事力を誇示しました。これにたいしてアメリカ・オバマ政権は、10月1日に最新鋭の原子力空母R・レーガンの米海軍・横須賀基地への配備を強行しました。対中国の軍事包囲網を構築するために、日本の米軍戦力を大増強しているのです。
 米・中が核軍事力を増強しつつ、南シナ海の制海権の確保をめぐって、角逐をくりひろげています。このさなかに安倍政権は、オバマ政権の要請に応えて、空母レーガンの部隊に海上自衛隊の護衛艦を組みこみ、「長期巡航訓練」と称して南シナ海に送りこもうとしています。しかも安倍政権は、南シナ海での対中国の「警戒監視行動」を強化するために自衛隊を派遣しようとしています。米・日両軍と中国軍との一触即発の危機がいよいよ高まっているのです。自衛隊の南シナ海への派遣反対! 日米両軍による対中国の軍事行動に反対しよう! 同時に中国の軍事挑発を弾劾しよう!
 安倍政権は、オバマ政権の要請に応えて米軍主導の「イスラム国壊滅」作戦に参戦するハラを固め、アフリカ・ジブチの初の自衛隊海外基地を強化してもいます。安倍政権が戦乱の火に覆われた中東に、アメリカ「属国」軍として自衛隊を派兵することを絶対に阻止しよう!
 ロシアのプーチン政権は「IS壊滅」を掲げたアメリカ「有志連合」に対抗して、シリア空爆に踏みきりました。10月8日には、カスピ海に展開したロシア軍艦船から26発の巡航ミサイルによる空爆を強行しました。さらに地上戦を構えて、義勇兵≠ニ称するロシア軍部隊をシリア領内に集結させています。アメリカの力の低下を見透かして、シリア・アサド政権の倒壊を阻止するばかりか、中東地域におけるロシア勢力圏をつくりだすことを狙って、シリア人民を血の海に沈める蛮行にうってでたのです。
 中東の戦火はいよいよ高まり、米・露の直接衝突すら起きかねません。私たちは、アメリカのシリア・イラク空爆を弾劾するとともに、ロシアのシリア空爆・軍事介入に断固として反対しよう!

辺野古新基地建設を阻止しよう!

 安倍政権は沖縄県・辺野古への米海兵隊新基地建設のための本体工事を、10月中にも開始しようとしています。安倍政権は基地建設反対運動の圧殺をねらって、警察や海上保安庁を動員して暴力的な弾圧を強行しています。沖縄で米軍基地ゲート前・辺野古沖の海上で不屈に反対運動をつづける労働者・学生・市民と連帯して、対中国戦争・「対テロ戦争」の出撃拠点=辺野古新基地の建設を阻止しよう!
 米日両政府による対中国の軍事行動や「対テロ戦争」の遂行、そのための基地の強化といった策動は、日米のグローバルな(地球規模の)侵略戦争同盟を構築するものにほかなりません。私たちは「戦争法撤廃!」「辺野古新基地建設阻止!」の闘いを、「日米グローバル侵略戦争同盟の構築反対!」の旗たかくすすめよう!

憲法改悪を阻止しよう!

 安倍政権は来年夏以降にも改憲の発議を行うことを企んで、改憲発議に必要な衆参両院の三分の二以上の議席を改憲派議員で制圧するために、「おおさか維新の会」などの改憲派議員を束ねようとしています。安倍自民党の改憲案には、「国防軍の保持」、「公の秩序」の名による基本的人権の制限などが明記されています。まさに戦争と強権支配を強制するネオ・ファシズム憲法です! 憲法改悪を絶対に阻止しよう!

〈反安保・ファシズム反対〉の旗たかくたたかおう!

 私たちは戦争法撤廃をかちとり、安倍政権を打倒するために全力でたたかうのでなければなりません。
 このときに日本共産党の志位指導部は、「戦争法を廃止し立憲主義を取り戻す」という一点での「国民連合政府の樹立」をシンボルとして、反対運動を野党協力を尻押しする参院選カンパニアに歪曲しています。志位委員長は将来「国民連合政府」のとる政策として、「安保廃棄は留保・凍結」、「自衛隊法の枠組みでの対応は許容する」などと語りました(日経新聞10月3日付インタビュー)。中国にたいして個別的自衛権で対処せよと主張し「領域警備法案」を提出した維新の党や民主党にすりよっているのです。安倍政権が日米安保同盟にもとづき自衛隊の海外派兵に突き進んでいるときに、「戦争法廃止」の運動方針から「反安保」を放棄し、自衛隊の武力行使さえ認めるとは、闘いを敗北に導くものではありませんか! 自衛隊の武力行使さえ容認する「国民連合政府」に期対する運動では、戦争法を撤廃することなどできるはずがありません。しかも現下の反対運動を参院選に向けた選挙カンパニアに収れんすることも重大な歪曲です。安倍政権がファシストとしての強権性をむきだしにするいま問われるのは、戦争法廃止の闘いに起ちあがる労働者・民衆を、選挙の一票に解消することなく、彼らに反戦・反安保、さらには反ファシズムの自覚を促し、闘いの質的高揚をかちとることにあるのです。
 日米グローバル侵略戦争同盟の構築に断固として反対しよう! 安保破棄めざしてたたかおう! それと同時に、中国政府による対米対抗の核軍事力増強に反対しよう!
 アメリカのシリア・イラク空爆弾劾! ロシアによるシリア空爆弾劾! 地上戦の強行反対!
 アメリカと中国・ロシアとの角逐により高まる現代世界の戦争勃発の危機を根底から断ちきるために、「米−中・露の核軍事力増強競争反対!」を掲げてたたかおう! 私たち学生は、労働者国際主義にもとづき各国の労働者・学生の団結と自国政府の戦争政策に反対する闘いを呼びかけようではありませんか! シリアのそしてすべてのムスリム人民に、宗派間・部族間の抗争をやめ、イスラミック・インター−ナショナリズムにもとづいて〈反米・反シオニズム〉〈ロシアの軍事介入反対〉の闘争をおしすすめることを呼びかけよう!
 安倍政府・支配階級が議会制民主主義を破壊しネオ・ファシズムの牙をむきだしにしているときに、日本共産党中央のように「民主主義を守れ」と政府にお願いするのはまったく後ろ向きです。ファシズムを打ち砕く闘いは、歴史の主体たる労働者階級の団結の強化にかかっているのです。原発再稼働に反対する闘いや、日本のTPP参加に反対する闘いなどすべての闘いを合流させ、反ファシズム統一戦線を構築するためにたたかおう! 安倍ネオ・ファシスト政権を労働者・学生の実力で打倒しよう! すべての学生は、10・18労働者・学生統一行動に起ちあがろう!

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